永楽寺の情報箱

10月の言葉

 「人間が 人間だけでやっていく 現代の問題はそこにある」
秋のお彼岸が訪れてから、残暑も和らいでまいりました。暑さ厳しい夏の後に寒さ厳しい冬が長く続くと、暑かったことを忘れてしまいます。それはそれで有難いと思っています。
 環境問題の話ですが、本当に難しいものです。以前、聞いたお話ですが、「お皿についているマヨネーズをそのまま流すのと、紙でふき取るのとはどちらが環境に優しいのか」という問題です。水に流れたマヨネーズを浄化するのに手間暇がかかります。ふき取った紙を処分するのにこれもエネルギーが必要と。プラスチックゴミの海洋産廃は、統計では近隣諸国に比べて日本は少ないそうです。みんなの意識の結果でしょうか。最も多いインドは人口増と、もともと川にものを流す(自然に帰るものが中心)習慣があってこうした結果になっているのかもしれません。自然に帰らないという意識をもつのには時間もかかります。
 私たちの住んでいる北九州も、公害と言われた排気ガスを「地域発展の七色の煙」と良かれと認識していた時代がありました。先達のたゆまぬ努力と啓発活動が社会を変えたのです。
 人間だけで生活している訳ではないこの世の中にあって、あらゆるものと関係しあい、あらゆるものから恩恵を受けています。魚が住み場を変えるように私は住み場を変えたくないです。
~『真宗教団連合カレンダー』より住職感話~

行事について

【行事報告】本院
9月23日(月・休) 13:30 秋季お彼岸法要 御講師 井上顕悟師(小倉組明圓寺)
    本院納骨堂法要もお勤め致しました。
【行事予定】
10月16日(水) 13:30 「常例 お話と讃歌」
    どうぞ、お気軽にご参詣下さい。

お知らせ・募集・入会は 本院まで

◇ 永楽寺「女性の会」 会員募集中
    仏の子供を育てる数々の活動として「女性の会」(旧仏教婦人会)があります。
    仏具のお掃除、赤ちゃんの法要お手伝い、そして、義援金活動(ダーナ活動。お一人様の会費から毎年のように起こってきます災害や事故に全国から集められた多額の義援金を拠出してまいりました)という尊い活動をしています。年会費1,200円

◇ 雅楽しませんか?
    小倉組(本院所属ブロック)では、気軽に雅楽を始めませんか?という雅楽クラブがあります。練習は月2回(第1金曜日19時~、第3土曜日15時~)で、会費は2回参加1,500円です。